【福島の郷土料理】簡単おつまみ!いか人参~おすすめの地酒も紹介~

料理
この記事は約8分で読めます。

こんにちは!ゆみこです。

転勤先の福島県で食べた「いか人参」。皆さんは、ご存知ですか?

お正月に食べる松前漬けのもととなった「いか人参」は、福島県の郷土料理なんです。

にゃん太
にゃん太

何だかお酒にも合いそう!

いか人参をつまみに飲んじゃおうかな。福島の地酒も有名だしね。

福島には美味しい地酒もたくさんあります。

今回は、いか人参の作り方と一緒に、日本酒好きな夫に聞いた「おすすめの地酒」もご紹介しますね。

スポンサーリンク

いか人参てなに?

いか人参

いか人参とは、スルメと人参だけで作る福島の郷土料理です。昆布のぬめりがでないので、人参の食感が楽しめてモリモリ食べられるサラダのよう。

シンプルながら、家庭によって味付けにこだわりがあるので、おふくろの味といえますね。

いか人参は、福島県の中通り(県の中央地域)で良く食べられており、私も福島で働いていたときにはじめて知りました。

職場のおばちゃんから頂いた「いか人参」が、とにかく美味しくて!!!

ぜひ、皆さんにも食べて頂きたい一品です。

昔、スルメは貴重なたんぱく源だった

いか人参

昔、スルメは貴重なたんぱく源でした。保存もきくことから、福島では長人参と共に作られていたようです。

長さ50cmほどもある長人参で作るのが福島流。甘くて美味しいんです。

100年も前から福島に伝わる「いか人参」

おばちゃんから教わった作り方をご紹介しますね。

【福島の郷土料理】簡単おつまみ!いか人参の作り方

本当にスルメと人参だけなの?!と思いますが、これだけで美味しいおつまみが作れちゃいます。

材料を切って、調味液に漬けて一晩寝かせるだけだから、工程が少なくて簡単です。

動画でも解説しているので、気になる方はこちらからどうぞ↓

レシピ動画の後半に出てくる「Good morning」のスマイル写真がお気に入り♪

材料

切するめ    20g
人参      1本
塩     ひとつまみ
~調味液~
酒      大さじ3
みりん    大さじ2
しょうゆ   大さじ1
昆布茶   小さじ1/8

コンビニ食材でも代用可能

画像:LAWSON|イカソーメン

スルメってスーパーで買うと高いですよね。

そんなときは、コンビニ食材を上手に取り入れてみましょう!

ローソン標準価格148円(税込)で22gのイカソーメンが手に入りますよ。

作り方

1.スルメを3等分する。スルメ1枚を使う場合は、胴の部分のみ使用する。
スルメは水で洗うと旨味がなくなるので、軽く拭く程度にしてください。

スルメは3等分

2.人参を細切りにする。斜めに切ってから細切りにすると良い。

人参は斜めに切ってから細切りにする

3.2に塩をひとつまみ振りかけ、塩もみする。そのまま30分放置。

人参を塩もみする

4.人参がしんなりしたら水分を捨てる。

5.調味液を作る。鍋に酒大さじ3とみりん大さじ2を加えてから、火にかけてアルコールを飛ばす。約1分加熱するとアルコール分が飛ぶ。

6.火を止めて、しょうゆ大さじ1と昆布茶小さじ1/8を加える。

7.鍋に人参とスルメを加えて材料をなじませる。

よく混ぜ合わせる

8.フリーザーバッグに7を入れて、一晩冷蔵庫で寝かせて完成。

美味しく作るポイント

人参を塩もみすることで、余計な水分が出るので食感が良くなる(パリッとする)また、人参の臭みが取れるため、人参が苦手な方でも食べやすくなる。

・人参は皮の部分にも栄養があるので、皮は向かずによく洗ってから使う(農薬が気になる方は皮をむいてくださいね)

スルメは水で洗うと旨味がなくなるので、キッチンペーパーなどで軽く拭いて使う。胴体とげそがある場合は、胴体のみ使ってください。げそはサッとあぶって、マヨネーズと七味で頂くと美味しい。

・昆布を入れずに作るので、昆布茶で代用。←ぬめりを出さないため

・酒とみりんのアルコール分を飛ばすことで、旨味や甘みが残って風味がきわ立つ

・フリーザーバッグに入れるときは、しっかりと空気を抜いて酸化を防ぐこと。

【おすすめの地酒】いか人参はおつまみに最高!

福島は美味しい日本酒がたくさんあるんですよね。

たとえば、飛露喜(ひろき)や写樂(しゃらく)、会津ほまれに陣屋(じんや)、一歩己(いぶき)

いか人参は、お酒のあてにもピッタリです!

特に全国的にも有名な飛露喜は、なかなか手に入らないお酒。

福島時代、販売日になると朝5時に家を出発し、整理券を手に入れるために会津若松の渡辺宗太商店まで通っていました(笑)

飛露喜は、甘みと香りのバランスが良く、スッキリとした後味で飲みやすいお酒です。日本酒をあまり飲まない人でも美味しいと感じるほど。

苦労して手に入れた分、美味しさは格別でした(^^)

まとめ

今回は、簡単にできる福島の郷土料理「いか人参」をご紹介しました。

いか人参は、家庭によって昆布を入れたり、アルコールをあえて飛ばさずに作ったりと、家庭の分だけおふくろの味が存在します。

人と同じように、いか人参にもその家の顔があるんですよね。

いか人参は、食べたことがない人でも何だかほっとする味です。

人参が苦手でも、塩もみをするので人参臭さが和らぎます。しかも、水分が抜けるので食感もパリッとして美味しく頂けますよ。

福島の郷土料理の「いか人参」、良かったら一緒に作ってみませんか?

【参考資料】
※1文部科学省
※2公益財団法人長寿科学振興財団

The following two tabs change content below.
管理栄養士×Webライター×転勤族の妻。 約10年間、管理栄養士として勤務し、「心」と「食」と「栄養」は密接に関係していると痛感。 ひとりでも多くの人に笑顔で健康になって欲しいとの思いから『食はココロとカラダを元気にする』をテーマにブログを開設する。 SEOを意識した記事でGoogle検索1ページ目に掲載あり。 お仕事のご依頼は「お問い合わせ」からお願いします。 →詳しいプロフィールはこちら →お問い合わせはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました