こんにちは!ゆみこです。
七草を見分けるのって難しい!と思ったことはありませんか?
実は私も・・・七草がどれも同じような草に見えてしまい、わかるのはスズナとスズシロくらいでした。
そこで、「今年こそ七草の名前と実物を一致させたい!」と思っている方のために七草の見分け方を詳しくお伝えします。
七草の見分け方がわかるのはいいんだけど、寒い朝から七草粥を作るのって大変なんだよね。
本当は米から粥を炊くと美味しいんだけど、忙しい朝は時短でできる七草粥が作りたいな。
作らない選択肢もあるけど、伝統行事は続けたいな・・・という人のために、忙しい朝でも簡単にできる七草粥の時短レシピも一緒にご紹介しますね!
1月7日に七草粥を食べる理由
七草粥を食べる理由は、無病息災を願うため。
「正月の七日に春の七草を摘み、これを神前に供えてから食べれば、その年は病気にかからない」という中国の風習が日本に伝わったことが始まりらしい。
年のはじめに若菜を摘む「若菜摘み」の風習や、7種類の穀物(米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキ)でお粥を作る「七種粥」の風習が合わさり「七草粥」として定着しました。
春の七草の生命力を頂くことで、邪気払いになるともいわれています。
七草の見分け方
七草といっても「春の七草」と「秋の七草」があるのをご存じですか?
1月7日に食べる七草は「春の七草」です。
「秋の七草」は見て楽しむことが多いようです。くずやおみなえしなどは、根や葉などを薬用として使用する場合もありますが、綺麗な花を愛でながらのんびり過ごすのも良いですよね。
スーパーで七草セットを買ってきたけど、全部同じ草に見えちゃうんだよね。
今年こそは見分けられるようになりたい!
では、これから七草の見分け方を見ていきましょう!
これであなたも七草マスターになれちゃうかも?!
セリ
セリ科の植物で、葉のまわりが若干ギザギザしています。
競り合うように生えているので「セリ」といわれるようになったのだとか。
セリは根っこまで食べられるんですよ。
ナズナ
アブラナ科の植物。子供の頃、ペンペン草で遊んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。
小さなハート型の実がたくさん連なっていて可愛らしい草ですよ。
特徴は、根から放射状に葉が伸びていること。大根の葉っぱに似ています。
ゴギョウ
ハハコグサ(母子草)ともいわれるゴギョウ。
キク科の植物。
葉が白い毛に包まれているのでわかりやすいです。春から初夏にかけて可愛らしい黄色の花を咲かせます。
ハコベラ
ナデシコ科の植物。本当の名前は「ハコベ」
葉のまわりは丸くて滑らか。根っこはついていません。
ホトケノザ
キク科の植物。本当の名前は「コオニタビラコ」
葉がタンポポのように根から放射状に葉が伸びています。茎を切ると白い液が出てきます。
スズナ
コロンとした見た目のスズナは、皆さんもご存じの「カブ」です。
スズナは漢字で書くと「鈴菜(すずな)」。鈴のような見た目のものがスズナと覚えておきましょう!
スズシロ
スズシロとは「大根」のこと。漢字では「清白(すずしろ)」と書かれます。白くて長い大根がイメージできますね。七草の中でも一番わかりやすいのではないでしょうか。
※七草の中には有毒のものもあるので、ご自分で採る場合は注意が必要です。スーパーで売られている七草セットなら安心ですね。
七草の覚え方
短歌のリズムに合わせるとすんなり覚えられます。
短歌→5・7・5・7・7のリズムなので
ゴギョウハコベラ(7)
ホトケノザ(5)
スズナスズシロ(7)
これぞななくさ(7)
実際に、四辻左大臣が詠われていたそうですよ。
七草の効能
ナズナ:解熱作用・利尿作用
ゴギョウ:咳や喉の痛みを緩和・風邪予防
ハコベラ:利尿作用・消炎作用
ホトケノザ:食欲増進
スズナ:消化促進・咳止め
スズシロ:消化促進
【七草粥】忙しい朝でもできる!時短レシピ
忙しい朝でも簡単に作るには、お米ではなくご飯からおかゆを作ること。
土鍋で作るおかゆは美味しいけど、朝から作るには時間がなくて難しい場合もありますよね。
お米を研いで浸水させて、コトコト煮込んで気づいたら1時間も経っていたなんてことも・・・。朝の1時間て貴重ですよね。
ご飯から作れば15分ほどで完成するので、よかったら家族のために作ってみませんか(^^)
材料(2人分)
ご飯 150g
水 300ml
七草セット
出汁の素 小さじ1/2
塩 少々
下準備
1.鍋に分量外の水(七草をゆでる用)と小さじ1の塩を入れ火にかけます。
2.スズナはいちょう切り、スズシロは薄切りにし、沸騰したお湯で約3分ゆでます。
3.七草の葉っぱ部分(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ)も同様に沸騰したお湯でさっとゆで、冷水にとり細かく刻みます。
※下準備を前日にしておくと朝が楽になりますよ。
作り方
1.鍋にご飯と水、だしの素を入れて強火で煮ます。
2.煮立ったら全体をかき混ぜ、弱火にして約10分加熱します。
3.コトコト煮込んだおかゆに七草を入れて、さらにひと煮立ちさせます。前日に七草を下茹でしておいた場合は、七草をレンジで温めてから加えると上手に作れます。
4.塩で味を調えて完成です。
美味しく作るポイント
・今回は、七分粥の水分量にしていますが、体調が優れないときや胃腸の調子がいまいちのときは、水分量を多くして消化を助けてあげましょう。
・お粥が物足りたいと思ったら、しらすや鮭フレークを加えると満足感がUPします。同時にたんぱく質も摂れますね。
【お粥の水分量】
全粥 | 七分粥 | 五分粥 | 三分粥 | |
米から作る場合 | 米1:水5 | 米1:水7 | 米1:水10 | 米1:水20 |
ご飯から作る場合 | ご飯1:水2 | ご飯1:水7 | ご飯1:水4 | ご飯1:水8 |
まとめ
今回は、七草の見分け方と忙しい朝につくれる七草粥の時短レシピをご紹介しました。
お粥は疲れた胃腸に優しく働きかけてくれます。お正月に食べ過ぎてお疲れ気味の胃に染みわたりますよ。
また、七草粥は消化が良くて低カロリー!ヘルシーなので、正月太りが気になる人にもおすすめです。
自然の恵みを頂きながら、新年も元気いっぱいに過ごしていきましょう!
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